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【News】Meet New Solution in OTAへ出展しました

2025年2月6日金曜日、大田区産業プラザPiOで催されたMeet New Solution in OTAに株式会社シナジー研究所は、生成AIへの取り組みfusion AIを出展しました。

来場者数の合計は957名でした。

当日、株式会社シナジー研究所は、生成AIとREDMINEをチャットボットで統合するソリューション2点を出展しました:

タスクフローで業務に特化した生成AIの活用を促すソリューション、DoTASK。そして、Open AIの最先端モデル o1でタスク計画を生成し、直ちにREDMINEに投入してタスク・プロジェクト管理が開始できるソリューション、GenTASKです。
以下は、当日展示したGenTASKが作り出したガントチャートです。(REDMINEは、高機能なガントチャートで定評があり、シナジー研究所が販売しているLychee REDMINEを使用しています)

来場者の声:

  • プロンプトだけでここまでの解が得られるのには驚いた。問題解決のための人材育成ツールとして興味がある。
  • 工場の保全計画に使えそうだ。

    など多くのご意見をいただきました。

    この出展に関するNewsは、こちらもご覧ください。
    fusion AIについては、こちら
    イベント当日の模様は、fusion AI YouTubeチャンネルでも投稿されています。

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    【News】fusion AIのYouTubeチャンネルを始めました

    2025年1月23日

    Redmineを使って生成AIをチームで使いこなす、fusion AI / DoTASKのプレゼンテーション動画やデモ動画を公開するために、YouTubeチャンネルをつくりました。ご活用ください。

    https://www.youtube.com/@fusion-ai-w3e

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    【News】VisiWorkサイトにAIチャットボットを導入しました

    2024年7月22日

    VisiWorkは、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指し、最新のAI技術を駆使したチャットボットを当サイトに導入いたしました。画面右下のアイコンをクリックすることで、新たなサポート機能をご利用いただけます。

    導入の背景と機能

    今回導入されたチャットボットは、Open AIの最新技術であるOpen AI Assistants APIおよびVector Storeを採用しています。この技術を基に、当サイトに掲載されている約600ページにわたる記事を元にユーザーからの質問に対応します。

    質問受付範囲

    • サイト内の記事について
    • VisiWorkサービスについて
    • REDMINEに関する事項

    これにより、チャットボットは幅広い質問に対応し、ユーザーの利便性を高めることができます。

    情報源としての活用

    このチャットボットは、タスク・プロジェクト管理に関する情報源としても利用可能です。ユーザーは必要な情報を迅速に得ることができ、業務の効率化を図ることができます。

    AIサマリーの導入

    さらに、チャットボットの設置と同時に、サイト内の各トピック記事の冒頭に「AIサマリー」を追加しました。これらのサマリーは、生成AIであるChatGPTによって作成され、その出力内容を確認した上で掲載しております。これにより、記事内容の概要を迅速に把握することが可能です。

    AIシステム構築サービスについて

    今回の導入は、シナジー研究所によるAIシステム構築サービスの一環です。チャットボットの開発やREDMINEとAIの接続に関する詳細は、fusion AIサイトをご参照ください。

    VisiWorkは、今後も最新技術を活用し、ユーザーの皆様に最適なサービスを提供してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。


    VisiWorkチーム

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    【News】REDMINEをタスク管理基盤に、新世代のAI技術、Two-way RAGサービスを開始

    (本記事に記載のfusion AI / Two-Way RAGは、fusion AI / Two-Way Connectに改称されました)

    最新のAI技術を活用した「fusion AI / Two-Way RAG」サービスを公式にローンチします。この進化したシステムは、従来のREDMINEプラットフォームを基盤としつつ、人工知能を組み込むことで、タスク管理とプロジェクト管理の可能性を飛躍的に拡張します。

    「fusion AI / Two-Way RAG」は、自然言語処理技術を駆使して、ユーザーからの指示を直感的に理解し、自動でタスクを生成・調整します。これにより、プロジェクトの細部に至るまでAIがアシストし、ユーザーの入力を最小限に抑えながら作業効率を大幅に向上させます。

    このサービスは特に、データ駆動型の決定を必要とするプロジェクト管理においてその真価を発揮します。AIの導入により、繰り返し発生するタスクの自動化、エラー率の低減、リアルタイムでのデータ分析とフィードバックが可能となり、プロジェクトの成功率が向上します。

    さらに、シナジー研究所は、この新しいAIサービスを通じて、ビジネスプロセスの見える化を促進し、持続的な改善と効率化をサポートします。企業が直面する複雑な課題に対して、より迅速かつ効果的な解決策を提供するために設計された「fusion AI / Two-Way RAG」は、業務の自動化だけでなく、戦略的意思決定を支援するための洞察も提供します。

    VisiWorkのユーザーの皆様には、これまでのREDMINEの経験を活かしつつ、この革新的なAIサービスを導入することで、プロジェクト管理の新たなスタンダードを体験していただきたいと思います。

    導入を検討されている企業や、詳細情報をご希望の方は、VisiWorkサイトを通じてお問い合わせください。シナジー研究所は、皆様のビジネスが一層の成功を収めるよう、全力でサポートいたします。

    fusion AIサイト
    お問い合わせ

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    【News】Redmine Japan vol.3にゴールドスポンサーとして出展しました

    弊社がゴールドスポンサーとなった、今年のRedmine Japan vol.3は2023年7月7日(金)に東京のタワーホール船堀にて開催され、盛会のうちに終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

    TIESを発表

    弊社出展ブースでは、弊社VisiWorkサービスの一環であるTIES(Task Information Engineering Service)を発表しパネルで説明しました。

    グラフィカル ユーザー インターフェイス, ダイアグラム  自動的に生成された説明

    東洋エンジニアリング株式会社様の事例を発表

    また、VisiWorkサービスのお客様である東洋エンジニアリング株式会社様の事例をパネルにて発表させていただきました。東洋エンジニアリング株式会社様は、世界12か国に拠点と関連会社を持ちグローバルにエンジニアリング・サービスを展開する、日本を代表するプラント・エンジニアリング会社です。

    東洋エンジニアリング株式会社様では、プラント・エンジニアリングの生産性の飛躍的向上を目指す同社DXプロジェクトにおいて、その足腰を支える担当者レベルのアクティビティ管理と実績工数把握のために、弊社(株式会社シナジー研究所)のVisiWorkサービスと、弊社が代理店であるアジャイルウェア社Lychee Redmineとを採用して、その展開を進めています。

    (当日の交流会)

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    【News】Redmine Japan vol.3にゴールドスポンサーとして出展します

    昨年オンラインで300名以上にご参加いただき大盛況となったREDMINE JAPANは、オープンソースのタスク・プロジェクト管理ツールRedmineの普及を目指しています。今年で3回目となる本イベントは、来月7月7日(金)に東京で 初のオフライン開催、全16セッションが行われる予定です。


    株式会社シナジー研究所は、タスク・プロジェクト管理の開発導入運用支援サービスVisiWork(ビジワーク)を出展します。REDMINEのためのシステム連携構築サービスやプラグイン開発などにご興味のある方は、お立ち寄りください。REDMINEための便利ユーティリティー・ツールであるVisiWork / TaskBuilder(タスクビルダー)も展示しています。

    詳細・参加お申し込みはこちら(無料)

    REDMINE JAPAN vol.3
    日程 :2023年7月7日(金)
    場所 :タワーホール船堀 (都営新宿線 船堀駅 徒歩1分)
              東京都江戸川区船堀4丁目1-1

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    【News】2023年3月より、タスク・プロジェクト管理ツールRedmineのプラグイン開発サービスを始めます

    シナジー研究所が取り組んでいるRedmine導入運用支援サービスVisiWorkの一環として、Redmineプラグインの開発サービスを2023年3月より始めますので、お知らせします。

    Redmineのプラグインを開発することで、ユーザーはRedmineを社内外のシステムと有機的に結合し、独自のロジックや画面を加えることで、Redmineを社内の基幹的なシステムとして使用することができるようになります。

    (標準Redmineのガントチャート)

    Redmineプラグインは、Redmineをカスタマイズするうえで、最もパワフルな方法です。プラグイン以外にもカスタマイズの方法はいくつかありますが、プラグインを開発することにより、標準Redmineのコードを改変することなく、ユーザー固有の課題を解決する機能をRedmine上に実現することができるからです。

    Remineはオープンソース・ソフトウェアですから、ユーザーは標準Redmineのコードを直接改変することによってカスタマイズが可能です。しかしながら、そうしてしまうと、それ以降、標準Redmineへの追随をユーザーの責任で行わなければなりません。あるいは、追随をあきらめなければなりません。

    標準Redmineのバージョンアップの多くがセキュリティー関連であることを考えると、この選択は得策とは言えません(Redmineをカスタマイズするいくつかの方法とそのメリット・デメリットについては、こちらの記事で解説しています。)

    では、VisiWorkのプラグイン開発サービスによって、ユーザーはどんなメリットが得られるでしょうか。

    プラグイン開発には独特のスキルとノウハウが必要であり、それらを持った技術者やシステム開発企業を探すことは容易ではないと言えますが、今後は、ユーザーがプラグイン開発の必要性を感じたときは、VisiWorkサービスにコンタクトすることができます。その後、コンサルタントやアドバイザーが、どんなプラグイン開発が必要か、その要件分析を行い、スキルを持った開発者がプラグイン開発を行って、ユーザーに提供します。その際には、VisiWorkサービスのこれまでの製造、建設・エンジニアリング、サービス等の各分野での実績と経験が生かされることは言うまでもありません。

    さらに、VisiWorkサービスは、プラグイン開発のみならず、導入、運用、教育等も含めてRedmineに係るさまざまな業務においてユーザーを支援します。

    プラグイン開発や、その他の方法でカスタマイズを行うことによって、いわゆる典型的なタスク管理やプロジェクト管理ばかりではなく、プロジェクト型業務全般のDX(デジタルトランスフォーメーション)も、オープンソース・ソフトウェアの特徴である圧倒的な低コストで実現できるようになります。

    グローバリゼーションの進展によって、珍しくなくなった国際的なプロジェクト遂行も、このRedmineとそのカスタマイズによって、低コストで進めることができます。Redmineは、標準版においてすでに多言語対応されており、また、使いやすいクラウドサービス(SaaS)もいくつかの事業者から提供されているために、このような国際的プロジェクトや国際分業における活用が容易なものとなっているからです。

    ユーザーが開発したRedmineのプラグインは、クラウドサービス(SaaS)でも使用することができますが、SaaS事業者への確認は必要です。VisiWorkサービスでは、クラウドへの展開を前提としたプラグイン開発の相談にも応じています。プラグイン開発や、Redmineの導入・運用に関するご相談がありましたら、こちらまでお寄せください。

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    トピック 解説

    【解説】オープンソース・タスク管理ツールRedmineを、ユーザーの特定課題に向けてカスタマイズする(2024年7月4日)

    AIサマリー:
    この記事では、Redmineをユーザーの特定課題に向けてカスタマイズする方法を説明しています。カスタマイズ方法には、1. 本体のコード修正、2. カスタムフィールドの活用、3. APIによるデータ連携機能開発、4. プラグイン開発の4つがあります。これらの方法を活用することで、Redmineを効果的に利用し、特定の業務要件に対応することが可能です。詳細な実装例も紹介されています。

    これまでシナジー研究所のVisiWorkサービスでは、数多くのRedmineの導入と運用を支援してきました。最近のユーザー支援における一つの傾向としては、ユーザー企業が持つ特定の課題を解決するために、「Redmineをカスタマイズしたい」、あるいは、「他の業務システムとRedmineのデータ連携インターフェースを開発したい」、などの要望が多くなってきたことがあります。

    Redmineは、オープンソース・ソフトウェアであり、無償で利用することができます。有償のSaaSサービスとしてRedmineを利用する場合であっても、ライセンス料はリーズナブルです。したがって、Redmineを、カスタマイズによって、ユーザー固有の課題解決のために利用できれば、すべてを開発する場合、あるいは、高価なパッケージソフトウェアを利用する場合と比較して、大きなコストメリットを実現することができます。

    以下では、Redmineをカスタマイズするための4つの方法について順番に説明します:

    番号Redmineカスタマイズの方法目的
    1本体のコード修正機能変更
    2カスタムフィールドの活用データ属性追加
    3APIによるデータ連携機能開発(アドイン機能開発)データ連携機能追加
    4プラグイン開発機能拡張
    表1:Redmineカスタマイズの方法と目的

    1.本体のコード修正

    Redmineはオープンソース・ソフトウェアです。オープンソース・ソフトウェアのカスタマイズと聞いて連想するのは、標準版を入手して本体のソースコードを修正して使うことかもしれません。しかしながら、Redmineにおいて、この方法が採用されるケースは多くはありません。

    Redmineは、redmine.orgによって仕様が管理され、随時ソースコードが更新されています。したがって、ユーザーがソースコードに変更を加えれば、Redmineの機能を直接的に変更することが可能です。しかしそうしてしまうと、それ以降は、redmine.orgが管理する標準版に追随することが、そのユーザーの責任となります。標準版の更新の中身としてセキュリティーパッチが多いことも考え合わせると、その決断はある程度慎重に行われるべきです。

    しかし、例えば特定の企業が標準部分の修正によって大きなメリットが得られるのであれば、あまり慎重になる必要もないと言えます。変更部分の保守についてその責任部署や予算が保証されるのであれば、標準部分変更の決断は意味を持つでしょう。

    VisiWorkサービスでは、上記のようなRemine標準部分の変更と保守サービスも提供しています。

    2.カスタムフィールドの活用

    カスタムフィールドは、標準Redmineに搭載されている機能で、これを使えば、標準Redmineのデータ、例えば、チケット、作業時間、プロジェクト、ユーザーなどのデータに対して、ユーザー固有の要件に応じて、フィールドを追加することができます。
    これは、シンプルなカスタマイズ方法であるにもかかわらず、その使い勝手は良く、ほとんどのユーザーがカスタムフィールドを使用しているのが現状です。

    下表1では、標準のチケットに対して、ユーザーの固有要件として「溶接個所数」という属性が追加されています。

    番号フィールド名データ(例)分類
    1ID3012標準
    2プロジェクト設備プロジェクト標準
    3トラッカー製作標準
    4題名ユニットA製作標準
    5ステータス検査中標準
    6優先度通常標準
    7担当者林 一郎標準
    8溶接個所数6カスタム
    表2:カスタマイズされたチケット・フィールド

    3.APIによるデータ連携機能開発(アドイン機能開発)

    2.では、カスタムフィールドの活用について説明しました。それでは、この溶接個所数を含むデータが、設計部門の担当者のエクセル・シートに保存されていて、それをRedmineによって、設計部門全体で共有したいとしたらどうすればよいか。その課題を解決するのがAPIによるデータ連携機能開発です。これは、アドインあるいはアドオン機能開発と呼ばれることもあります。

    標準Redmineには、このAPIを利用したエクセル・シート(CSV形式ファイル)とのデータ連携機能が搭載されていて、そのデータには、2.のカスタムフィールドが含めることができるため、カスタムフィールドとこの方法は相性が良く、標準Redmineをよりパワフルなツールにしています。

    ただし、この標準機能は、繰り返しの利用に際しては、少々煩雑な操作が必要となります。その点を解決するために、VisiWorkサービスでは、独自のツールTaskBuilder(タスク・ビルダー)を開発して、VisiWorkサービスのお客様に無償で提供しています(関連記事はこちら)。

    しかしながら、定型業務としてこのようなデータ連携を行う場合には、APIによるデータ連携機能開発を行って、処理を完全に自動化して定期的に実行するなど、効率化することが理想です。

    4.プラグイン開発

    ユーザーの個別課題解決方法の本命とも言えるのが、このプラグイン開発です。プラグイン開発によって、標準コードを変更せずに、ユーザー独自仕様を実現することができるようになります。

    これを使えば、1.で指摘したような、標準Redmineのソースコードに手を加えることによって発生する問題を回避して、独自の画面、データ、ロジックを追加することができるようになります。この方法によれば、2.で説明したカスタムフィールドを導入し、さらにそのカスタムフィールドに対して、独自の計算ロジックを与えることも可能になります。以下で、その例について説明します。

    例えば、チケットの属性として、製造する製品の、溶接個所数、縦、横、高さ、などの属性を追加して、さらに、スケジューリングのための基本情報である予定工数を自動計算することができるようになります。また、Redmine設定にある「ワークフローのフィールドに対する権限」を適切に設定すれば、標準のチケット画面を使ってユーザーが直接、予定工数を任意の値に更新することができないようにすることもできます。

    図1: プラグインによるチケット入力画面と自動計算のイメージ

    このようなプラグインは、ユーザーが個別に開発したものであっても、通常は、SaaSにおいてデプロイ(配備)可能であることも重要なポイントです。
    以上説明した4つの方法の内、1.ソースコードを直接修正する、を除く3つの方法を積極的に用いて、ユーザー固有の課題を解決するカスタマイズされたRedmineが実現できることになります。

    図2:

    この記事に関する質問やご意見がありましたら、当サイトお問い合わせページまでお寄せください。

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    【NEWS】 Lychee Redmineユーザー会2021で製造業(設計部門)での事例について講演します

    すでに株式会社アジャイルウェアのサイトにて告知されておりますが、Lychee Redmineユーザー会2021において、弊社のアドバイザー、中岡が登壇しますので、お知らせいたします。是非ご聴講ください。

    講演タイトル
    製造業(設計部門)でのRedmine活用例

    開催日: 2021年12月8日(水) 15:50~16:20
    WEB配信 事前登録 (受講料無料)
    Lychee Redmineユーザー会2021サイト
    タイムテーブル

    Redmineを組織的に活用してコミュニケーションの活性化と生産性向上を目指す弊社VisiWork(ビジワーク)サービスがどのようにしてユーザー企業の導入を支援するか、その事例をアドバイザー中岡健が具体的に説明します。

    これまでしばしば、「VisiWorkサービスの目指すところはわかるが、具体的な支援の進め方がわからない」というお客様からの声をいただいてきました。この講演では、実際にお客様に対して支援業務を行うアドバイザーが、自ら経験した業務について説明しますので、非常に具体的なお話を聞いていただくことができます。講演の最後では、Redmineを活用するために弊社が開発したツールについても説明します。

    また、当日は、チャット等で質問も受け付けますので、製造業(設計部門)におけるRedmineの活用についてご興味のある方は、是非、ご参加ください。

    講演の内容は以下を予定しています(1項目がほぼ1スライドです):

    1. 講演者自己紹介
    2. 製造業設計部門における事例
    3. Redmine導入スケジュール
    4. 業務分析からRedmine導入まで
    5. セットアップシートの作成
    6. Redmineに慣れてもらうために
    7. セットアップシートの例
    8. プロジェクトとチケットの構成
    9. ワークフロー設定の課題
    10. 既存の図面リストからRedmineへ
    11. 作業時間入力の課題①:作業時間の入力が面倒
    12. 作業時間入力の課題②:どのチケットに作業時間をつければいいか迷う
    13. 作業時間入力の課題③そもそも入力を忘れる
    14. シナジー研究所からの提案
    15. EVM(出来高管理)によるプロジェクトの進捗管理
    16. EVM(Earned Value Management:出来高管理) 
    17. 出来高管理(EVM)は最高のコミュニケーションツール
    18. EVMの課題
    19. 最近の状況
    20. Redmine活用支援ツールVisiWork / Task Builder
    21. タスク・プロジェクト管理と課題解決支援サービス:VisiWork(ビジワーク)

    この記事に関する質問やご意見がありましたら、当サイトお問い合わせページまでお寄せください。

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    トピック 解説

    【解説】コスト効果の高いPMISを導入する (REDMINEユースケース その3)

    AIサマリー:
    この記事では、コスト効果の高いProject Management Information System (PMIS)としてのRedmineの導入について説明しています。Redmineはオープンソースソフトウェアであり、低コストで導入可能です。特にLychee Redmineなどの有償プラグインを利用することで、ガントチャートやリソース管理機能を強化できます。従来の高価なPMIS製品に比べて、Redmineはプロジェクト管理の民主化ニーズに対応しており、多くのユーザーにとって有益な選択肢となります。

    PMISとしてのREDMINE

    PMISは、Project Management Information System(プロジェクト・マネジメント・情報システム)のことです。

    当サイト(VisiWork)のテーマであるタスク・プロジェクト管理もこのプロジェクト管理に属する概念であり、VisiWorkの中心的なツールであるREDMINEもPMISであると言って差し支えないと思います。

    しかしながら、プロジェクト管理の伝統的な分野では、「PMISとしてのREDMINE」という受け止め方はされておらず、Microsoft Projectや、あるいは建設・エンジニアリング産業で主に使用されているハイエンドツールであるOracle Primavera P6などが、まずは思い起こされるところであろうと思います。

    もちろん、PMISということでは、国内海外を問わず、他にも優れた製品が数多く存在しています。

    そうした状況にあって、REDMINEがPMISとして、あるいはその代替製品として少しずつ関心を持たれ始めていると感じています。

    REDMINEのプロジェクト管理機能

    REDMINEは、これまでソフトウェア開発において主に使用されてきたツールであり、ルーツはバグトラッキン(障害追跡)システムです。したがって、前述の伝統的ツールと比較するとプロジェクト管理機能として十分とは言えない面があります。

    例えば、リソース管理機能です。リソース管理機能とは、作業者、機械、建物など、プロジェクト活動に必要なリソース(資源)を管理し、プロジェクト・スケジュールに照らし合わせて、リソースの量が確保されているかなどを把握する機能です。また、リソースが理由でスケジュールが実現できない場合などは、リソースの範囲内に収まるようなスケジュールを求める、「リソース山積み山崩し」機能はよく知られています。

    REDMINEで管理されるリソースは、人、つまり担当者のみです。担当者については、たとえば、Lychee Redmineでは、工数見える化という機能によって、ガントチャート上で工数オーバーなどの状況を確認できるようになっています。

    ですから、リソース管理について本格的な機能が必要であれば、REDMINEが選択肢にはなりづらいでしょう。

    PMISの代替あるいは補完としてのREDMINE

    前述の限界はあるものの、VisiWorkサービスでお客様の相談に応じる中で、前述の本格的なPMIS製品に代わるもの、あるいはそれを補完する製品として、REDMINEへの関心が高まっていると感じています。

    その理由の一つにコストがあると思います。REDMINEは、オープンソース・ソフトウェアですから、無償で利用することができます。ガントチャートなどの使い勝手を考えるとLychee Redmineのような有償プラグインが必要となりますが、通常お勧めするプランでは価格が10ユーザーあたりの月額で12,000円です。これと、その他の製品や、特にハイエンド製品と比べると大きな開きがあり、これがPMISの代替製品の一つとして検討される大きな理由であると考えられます

    もちろん、前述のリソース管理機能のように、やや不足と考えられる部分はありますが、そのような機能が必要とされる場合は、従来のPMIS製品を使用し、そうでない部分では、スケジュールを連携させることでREDMINEを活用することが考えられます。そうすることで、全員がWEBを介して詳細スケジュールを参照・更新する、また同じく、WEB経由で実績工数を入力して、その結果をBIで分析するといったニーズに応えることができるからです。

    スケジュール管理の民主化ニーズ

    全員でスケジュールを参照・更新したいというニーズについて書きましたが、実は、この点こそ前述の価格という魅力を超えてREDMINEに関心がもたれる本質的理由ではないかと感じます。

    従来型PMIS製品では、プロジェクト・マネージャのロールが際立って大きなものとなっています。例えば、プロジェクト・マネージャだけが、スケジュールを更新できるようになっていて、そのために、特別のモジュールやサービスを購入しなければなりません。

    この背景には、客先の要望・意向を受けたプロジェクト・マネージャが、全権をもってスケジュールを決めるという役割モデルがあります。

    しかし、当サイトの記事、PMBOK第7版がタスク・マネジメントにもたらす意味とは で、書いたように、大規模なプロジェクトのスケジュールが、それすなわちウォーターフォール型という時代は終わろうとしています。いまは、ステークホルダーの利益を中心に、利害関係者の衆知を集めてスケジュールを検討しなければならない時代が来ています。

    REDMINEは、特にプロジェクト・マネージャの権限に着目した機能構造にはなっていません。WEB型のシステムですから、いったん導入すれば、世界のどこからでも、システムの運用に参加し、適切な権限管理の下でプロジェクトに参加することができます。

    最近、PMIS製品であるMicrosoft Projectのサーバー系機能や製品が充実してきていますが、その役割モデルや対応したライセンス体系が複雑すぎるように感じます。

    これからは、スケジュール管理の民主化ニーズに対応できる製品がより評価されるだろうと思います。

    この記事に関する質問やご意見がありましたら、当サイトお問い合わせページまでお寄せください。

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