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【News】VisiWorkサイトにAIチャットボットを導入しました

2024年7月22日

VisiWorkは、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指し、最新のAI技術を駆使したチャットボットを当サイトに導入いたしました。画面右下のアイコンをクリックすることで、新たなサポート機能をご利用いただけます。

導入の背景と機能

今回導入されたチャットボットは、Open AIの最新技術であるOpen AI Assistants APIおよびVector Storeを採用しています。この技術を基に、当サイトに掲載されている約600ページにわたる記事を元にユーザーからの質問に対応します。

質問受付範囲

  • サイト内の記事について
  • VisiWorkサービスについて
  • REDMINEに関する事項

これにより、チャットボットは幅広い質問に対応し、ユーザーの利便性を高めることができます。

情報源としての活用

このチャットボットは、タスク・プロジェクト管理に関する情報源としても利用可能です。ユーザーは必要な情報を迅速に得ることができ、業務の効率化を図ることができます。

AIサマリーの導入

さらに、チャットボットの設置と同時に、サイト内の各トピック記事の冒頭に「AIサマリー」を追加しました。これらのサマリーは、生成AIであるChatGPTによって作成され、その出力内容を確認した上で掲載しております。これにより、記事内容の概要を迅速に把握することが可能です。

AIシステム構築サービスについて

今回の導入は、シナジー研究所によるAIシステム構築サービスの一環です。チャットボットの開発やREDMINEとAIの接続に関する詳細は、fusion AIサイトをご参照ください。

VisiWorkは、今後も最新技術を活用し、ユーザーの皆様に最適なサービスを提供してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。


VisiWorkチーム

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【News】REDMINEをタスク管理基盤に、新世代のAI技術、Two-way RAGサービスを開始

(本記事に記載のfusion AI / Two-Way RAGは、fusion AI / Two-Way Connectに改称されました)

最新のAI技術を活用した「fusion AI / Two-Way RAG」サービスを公式にローンチします。この進化したシステムは、従来のREDMINEプラットフォームを基盤としつつ、人工知能を組み込むことで、タスク管理とプロジェクト管理の可能性を飛躍的に拡張します。

「fusion AI / Two-Way RAG」は、自然言語処理技術を駆使して、ユーザーからの指示を直感的に理解し、自動でタスクを生成・調整します。これにより、プロジェクトの細部に至るまでAIがアシストし、ユーザーの入力を最小限に抑えながら作業効率を大幅に向上させます。

このサービスは特に、データ駆動型の決定を必要とするプロジェクト管理においてその真価を発揮します。AIの導入により、繰り返し発生するタスクの自動化、エラー率の低減、リアルタイムでのデータ分析とフィードバックが可能となり、プロジェクトの成功率が向上します。

さらに、シナジー研究所は、この新しいAIサービスを通じて、ビジネスプロセスの見える化を促進し、持続的な改善と効率化をサポートします。企業が直面する複雑な課題に対して、より迅速かつ効果的な解決策を提供するために設計された「fusion AI / Two-Way RAG」は、業務の自動化だけでなく、戦略的意思決定を支援するための洞察も提供します。

VisiWorkのユーザーの皆様には、これまでのREDMINEの経験を活かしつつ、この革新的なAIサービスを導入することで、プロジェクト管理の新たなスタンダードを体験していただきたいと思います。

導入を検討されている企業や、詳細情報をご希望の方は、VisiWorkサイトを通じてお問い合わせください。シナジー研究所は、皆様のビジネスが一層の成功を収めるよう、全力でサポートいたします。

fusion AIサイト
お問い合わせ

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【News】Redmine Japan vol.3にゴールドスポンサーとして出展しました

弊社がゴールドスポンサーとなった、今年のRedmine Japan vol.3は2023年7月7日(金)に東京のタワーホール船堀にて開催され、盛会のうちに終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

TIESを発表

弊社出展ブースでは、弊社VisiWorkサービスの一環であるTIES(Task Information Engineering Service)を発表しパネルで説明しました。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, ダイアグラム  自動的に生成された説明

東洋エンジニアリング株式会社様の事例を発表

また、VisiWorkサービスのお客様である東洋エンジニアリング株式会社様の事例をパネルにて発表させていただきました。東洋エンジニアリング株式会社様は、世界12か国に拠点と関連会社を持ちグローバルにエンジニアリング・サービスを展開する、日本を代表するプラント・エンジニアリング会社です。

東洋エンジニアリング株式会社様では、プラント・エンジニアリングの生産性の飛躍的向上を目指す同社DXプロジェクトにおいて、その足腰を支える担当者レベルのアクティビティ管理と実績工数把握のために、弊社(株式会社シナジー研究所)のVisiWorkサービスと、弊社が代理店であるアジャイルウェア社Lychee Redmineとを採用して、その展開を進めています。

(当日の交流会)

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【News】Redmine Japan vol.3にゴールドスポンサーとして出展します

昨年オンラインで300名以上にご参加いただき大盛況となったREDMINE JAPANは、オープンソースのタスク・プロジェクト管理ツールRedmineの普及を目指しています。今年で3回目となる本イベントは、来月7月7日(金)に東京で 初のオフライン開催、全16セッションが行われる予定です。


株式会社シナジー研究所は、タスク・プロジェクト管理の開発導入運用支援サービスVisiWork(ビジワーク)を出展します。REDMINEのためのシステム連携構築サービスやプラグイン開発などにご興味のある方は、お立ち寄りください。REDMINEための便利ユーティリティー・ツールであるVisiWork / TaskBuilder(タスクビルダー)も展示しています。

詳細・参加お申し込みはこちら(無料)

REDMINE JAPAN vol.3
日程 :2023年7月7日(金)
場所 :タワーホール船堀 (都営新宿線 船堀駅 徒歩1分)
          東京都江戸川区船堀4丁目1-1

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【News】2023年3月より、タスク・プロジェクト管理ツールRedmineのプラグイン開発サービスを始めます

シナジー研究所が取り組んでいるRedmine導入運用支援サービスVisiWorkの一環として、Redmineプラグインの開発サービスを2023年3月より始めますので、お知らせします。

Redmineのプラグインを開発することで、ユーザーはRedmineを社内外のシステムと有機的に結合し、独自のロジックや画面を加えることで、Redmineを社内の基幹的なシステムとして使用することができるようになります。

(標準Redmineのガントチャート)

Redmineプラグインは、Redmineをカスタマイズするうえで、最もパワフルな方法です。プラグイン以外にもカスタマイズの方法はいくつかありますが、プラグインを開発することにより、標準Redmineのコードを改変することなく、ユーザー固有の課題を解決する機能をRedmine上に実現することができるからです。

Remineはオープンソース・ソフトウェアですから、ユーザーは標準Redmineのコードを直接改変することによってカスタマイズが可能です。しかしながら、そうしてしまうと、それ以降、標準Redmineへの追随をユーザーの責任で行わなければなりません。あるいは、追随をあきらめなければなりません。

標準Redmineのバージョンアップの多くがセキュリティー関連であることを考えると、この選択は得策とは言えません(Redmineをカスタマイズするいくつかの方法とそのメリット・デメリットについては、こちらの記事で解説しています。)

では、VisiWorkのプラグイン開発サービスによって、ユーザーはどんなメリットが得られるでしょうか。

プラグイン開発には独特のスキルとノウハウが必要であり、それらを持った技術者やシステム開発企業を探すことは容易ではないと言えますが、今後は、ユーザーがプラグイン開発の必要性を感じたときは、VisiWorkサービスにコンタクトすることができます。その後、コンサルタントやアドバイザーが、どんなプラグイン開発が必要か、その要件分析を行い、スキルを持った開発者がプラグイン開発を行って、ユーザーに提供します。その際には、VisiWorkサービスのこれまでの製造、建設・エンジニアリング、サービス等の各分野での実績と経験が生かされることは言うまでもありません。

さらに、VisiWorkサービスは、プラグイン開発のみならず、導入、運用、教育等も含めてRedmineに係るさまざまな業務においてユーザーを支援します。

プラグイン開発や、その他の方法でカスタマイズを行うことによって、いわゆる典型的なタスク管理やプロジェクト管理ばかりではなく、プロジェクト型業務全般のDX(デジタルトランスフォーメーション)も、オープンソース・ソフトウェアの特徴である圧倒的な低コストで実現できるようになります。

グローバリゼーションの進展によって、珍しくなくなった国際的なプロジェクト遂行も、このRedmineとそのカスタマイズによって、低コストで進めることができます。Redmineは、標準版においてすでに多言語対応されており、また、使いやすいクラウドサービス(SaaS)もいくつかの事業者から提供されているために、このような国際的プロジェクトや国際分業における活用が容易なものとなっているからです。

ユーザーが開発したRedmineのプラグインは、クラウドサービス(SaaS)でも使用することができますが、SaaS事業者への確認は必要です。VisiWorkサービスでは、クラウドへの展開を前提としたプラグイン開発の相談にも応じています。プラグイン開発や、Redmineの導入・運用に関するご相談がありましたら、こちらまでお寄せください。

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トピック 解説

【解説】オープンソース・タスク管理ツールRedmineを、ユーザーの特定課題に向けてカスタマイズする(2024年7月4日)

AIサマリー:
この記事では、Redmineをユーザーの特定課題に向けてカスタマイズする方法を説明しています。カスタマイズ方法には、1. 本体のコード修正、2. カスタムフィールドの活用、3. APIによるデータ連携機能開発、4. プラグイン開発の4つがあります。これらの方法を活用することで、Redmineを効果的に利用し、特定の業務要件に対応することが可能です。詳細な実装例も紹介されています。

これまでシナジー研究所のVisiWorkサービスでは、数多くのRedmineの導入と運用を支援してきました。最近のユーザー支援における一つの傾向としては、ユーザー企業が持つ特定の課題を解決するために、「Redmineをカスタマイズしたい」、あるいは、「他の業務システムとRedmineのデータ連携インターフェースを開発したい」、などの要望が多くなってきたことがあります。

Redmineは、オープンソース・ソフトウェアであり、無償で利用することができます。有償のSaaSサービスとしてRedmineを利用する場合であっても、ライセンス料はリーズナブルです。したがって、Redmineを、カスタマイズによって、ユーザー固有の課題解決のために利用できれば、すべてを開発する場合、あるいは、高価なパッケージソフトウェアを利用する場合と比較して、大きなコストメリットを実現することができます。

以下では、Redmineをカスタマイズするための4つの方法について順番に説明します:

番号Redmineカスタマイズの方法目的
1本体のコード修正機能変更
2カスタムフィールドの活用データ属性追加
3APIによるデータ連携機能開発(アドイン機能開発)データ連携機能追加
4プラグイン開発機能拡張
表1:Redmineカスタマイズの方法と目的

1.本体のコード修正

Redmineはオープンソース・ソフトウェアです。オープンソース・ソフトウェアのカスタマイズと聞いて連想するのは、標準版を入手して本体のソースコードを修正して使うことかもしれません。しかしながら、Redmineにおいて、この方法が採用されるケースは多くはありません。

Redmineは、redmine.orgによって仕様が管理され、随時ソースコードが更新されています。したがって、ユーザーがソースコードに変更を加えれば、Redmineの機能を直接的に変更することが可能です。しかしそうしてしまうと、それ以降は、redmine.orgが管理する標準版に追随することが、そのユーザーの責任となります。標準版の更新の中身としてセキュリティーパッチが多いことも考え合わせると、その決断はある程度慎重に行われるべきです。

しかし、例えば特定の企業が標準部分の修正によって大きなメリットが得られるのであれば、あまり慎重になる必要もないと言えます。変更部分の保守についてその責任部署や予算が保証されるのであれば、標準部分変更の決断は意味を持つでしょう。

VisiWorkサービスでは、上記のようなRemine標準部分の変更と保守サービスも提供しています。

2.カスタムフィールドの活用

カスタムフィールドは、標準Redmineに搭載されている機能で、これを使えば、標準Redmineのデータ、例えば、チケット、作業時間、プロジェクト、ユーザーなどのデータに対して、ユーザー固有の要件に応じて、フィールドを追加することができます。
これは、シンプルなカスタマイズ方法であるにもかかわらず、その使い勝手は良く、ほとんどのユーザーがカスタムフィールドを使用しているのが現状です。

下表1では、標準のチケットに対して、ユーザーの固有要件として「溶接個所数」という属性が追加されています。

番号フィールド名データ(例)分類
1ID3012標準
2プロジェクト設備プロジェクト標準
3トラッカー製作標準
4題名ユニットA製作標準
5ステータス検査中標準
6優先度通常標準
7担当者林 一郎標準
8溶接個所数6カスタム
表2:カスタマイズされたチケット・フィールド

3.APIによるデータ連携機能開発(アドイン機能開発)

2.では、カスタムフィールドの活用について説明しました。それでは、この溶接個所数を含むデータが、設計部門の担当者のエクセル・シートに保存されていて、それをRedmineによって、設計部門全体で共有したいとしたらどうすればよいか。その課題を解決するのがAPIによるデータ連携機能開発です。これは、アドインあるいはアドオン機能開発と呼ばれることもあります。

標準Redmineには、このAPIを利用したエクセル・シート(CSV形式ファイル)とのデータ連携機能が搭載されていて、そのデータには、2.のカスタムフィールドが含めることができるため、カスタムフィールドとこの方法は相性が良く、標準Redmineをよりパワフルなツールにしています。

ただし、この標準機能は、繰り返しの利用に際しては、少々煩雑な操作が必要となります。その点を解決するために、VisiWorkサービスでは、独自のツールTaskBuilder(タスク・ビルダー)を開発して、VisiWorkサービスのお客様に無償で提供しています(関連記事はこちら)。

しかしながら、定型業務としてこのようなデータ連携を行う場合には、APIによるデータ連携機能開発を行って、処理を完全に自動化して定期的に実行するなど、効率化することが理想です。

4.プラグイン開発

ユーザーの個別課題解決方法の本命とも言えるのが、このプラグイン開発です。プラグイン開発によって、標準コードを変更せずに、ユーザー独自仕様を実現することができるようになります。

これを使えば、1.で指摘したような、標準Redmineのソースコードに手を加えることによって発生する問題を回避して、独自の画面、データ、ロジックを追加することができるようになります。この方法によれば、2.で説明したカスタムフィールドを導入し、さらにそのカスタムフィールドに対して、独自の計算ロジックを与えることも可能になります。以下で、その例について説明します。

例えば、チケットの属性として、製造する製品の、溶接個所数、縦、横、高さ、などの属性を追加して、さらに、スケジューリングのための基本情報である予定工数を自動計算することができるようになります。また、Redmine設定にある「ワークフローのフィールドに対する権限」を適切に設定すれば、標準のチケット画面を使ってユーザーが直接、予定工数を任意の値に更新することができないようにすることもできます。

図1: プラグインによるチケット入力画面と自動計算のイメージ

このようなプラグインは、ユーザーが個別に開発したものであっても、通常は、SaaSにおいてデプロイ(配備)可能であることも重要なポイントです。
以上説明した4つの方法の内、1.ソースコードを直接修正する、を除く3つの方法を積極的に用いて、ユーザー固有の課題を解決するカスタマイズされたRedmineが実現できることになります。

図2:

この記事に関する質問やご意見がありましたら、当サイトお問い合わせページまでお寄せください。

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【NEWS】 Lychee Redmineユーザー会2021で製造業(設計部門)での事例について講演します

すでに株式会社アジャイルウェアのサイトにて告知されておりますが、Lychee Redmineユーザー会2021において、弊社のアドバイザー、中岡が登壇しますので、お知らせいたします。是非ご聴講ください。

講演タイトル
製造業(設計部門)でのRedmine活用例

開催日: 2021年12月8日(水) 15:50~16:20
WEB配信 事前登録 (受講料無料)
Lychee Redmineユーザー会2021サイト
タイムテーブル

Redmineを組織的に活用してコミュニケーションの活性化と生産性向上を目指す弊社VisiWork(ビジワーク)サービスがどのようにしてユーザー企業の導入を支援するか、その事例をアドバイザー中岡健が具体的に説明します。

これまでしばしば、「VisiWorkサービスの目指すところはわかるが、具体的な支援の進め方がわからない」というお客様からの声をいただいてきました。この講演では、実際にお客様に対して支援業務を行うアドバイザーが、自ら経験した業務について説明しますので、非常に具体的なお話を聞いていただくことができます。講演の最後では、Redmineを活用するために弊社が開発したツールについても説明します。

また、当日は、チャット等で質問も受け付けますので、製造業(設計部門)におけるRedmineの活用についてご興味のある方は、是非、ご参加ください。

講演の内容は以下を予定しています(1項目がほぼ1スライドです):

  1. 講演者自己紹介
  2. 製造業設計部門における事例
  3. Redmine導入スケジュール
  4. 業務分析からRedmine導入まで
  5. セットアップシートの作成
  6. Redmineに慣れてもらうために
  7. セットアップシートの例
  8. プロジェクトとチケットの構成
  9. ワークフロー設定の課題
  10. 既存の図面リストからRedmineへ
  11. 作業時間入力の課題①:作業時間の入力が面倒
  12. 作業時間入力の課題②:どのチケットに作業時間をつければいいか迷う
  13. 作業時間入力の課題③そもそも入力を忘れる
  14. シナジー研究所からの提案
  15. EVM(出来高管理)によるプロジェクトの進捗管理
  16. EVM(Earned Value Management:出来高管理) 
  17. 出来高管理(EVM)は最高のコミュニケーションツール
  18. EVMの課題
  19. 最近の状況
  20. Redmine活用支援ツールVisiWork / Task Builder
  21. タスク・プロジェクト管理と課題解決支援サービス:VisiWork(ビジワーク)

この記事に関する質問やご意見がありましたら、当サイトお問い合わせページまでお寄せください。

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トピック 解説

【解説】コスト効果の高いPMISを導入する (REDMINEユースケース その3)

AIサマリー:
この記事では、コスト効果の高いProject Management Information System (PMIS)としてのRedmineの導入について説明しています。Redmineはオープンソースソフトウェアであり、低コストで導入可能です。特にLychee Redmineなどの有償プラグインを利用することで、ガントチャートやリソース管理機能を強化できます。従来の高価なPMIS製品に比べて、Redmineはプロジェクト管理の民主化ニーズに対応しており、多くのユーザーにとって有益な選択肢となります。

PMISとしてのREDMINE

PMISは、Project Management Information System(プロジェクト・マネジメント・情報システム)のことです。

当サイト(VisiWork)のテーマであるタスク・プロジェクト管理もこのプロジェクト管理に属する概念であり、VisiWorkの中心的なツールであるREDMINEもPMISであると言って差し支えないと思います。

しかしながら、プロジェクト管理の伝統的な分野では、「PMISとしてのREDMINE」という受け止め方はされておらず、Microsoft Projectや、あるいは建設・エンジニアリング産業で主に使用されているハイエンドツールであるOracle Primavera P6などが、まずは思い起こされるところであろうと思います。

もちろん、PMISということでは、国内海外を問わず、他にも優れた製品が数多く存在しています。

そうした状況にあって、REDMINEがPMISとして、あるいはその代替製品として少しずつ関心を持たれ始めていると感じています。

REDMINEのプロジェクト管理機能

REDMINEは、これまでソフトウェア開発において主に使用されてきたツールであり、ルーツはバグトラッキン(障害追跡)システムです。したがって、前述の伝統的ツールと比較するとプロジェクト管理機能として十分とは言えない面があります。

例えば、リソース管理機能です。リソース管理機能とは、作業者、機械、建物など、プロジェクト活動に必要なリソース(資源)を管理し、プロジェクト・スケジュールに照らし合わせて、リソースの量が確保されているかなどを把握する機能です。また、リソースが理由でスケジュールが実現できない場合などは、リソースの範囲内に収まるようなスケジュールを求める、「リソース山積み山崩し」機能はよく知られています。

REDMINEで管理されるリソースは、人、つまり担当者のみです。担当者については、たとえば、Lychee Redmineでは、工数見える化という機能によって、ガントチャート上で工数オーバーなどの状況を確認できるようになっています。

ですから、リソース管理について本格的な機能が必要であれば、REDMINEが選択肢にはなりづらいでしょう。

PMISの代替あるいは補完としてのREDMINE

前述の限界はあるものの、VisiWorkサービスでお客様の相談に応じる中で、前述の本格的なPMIS製品に代わるもの、あるいはそれを補完する製品として、REDMINEへの関心が高まっていると感じています。

その理由の一つにコストがあると思います。REDMINEは、オープンソース・ソフトウェアですから、無償で利用することができます。ガントチャートなどの使い勝手を考えるとLychee Redmineのような有償プラグインが必要となりますが、通常お勧めするプランでは価格が10ユーザーあたりの月額で12,000円です。これと、その他の製品や、特にハイエンド製品と比べると大きな開きがあり、これがPMISの代替製品の一つとして検討される大きな理由であると考えられます

もちろん、前述のリソース管理機能のように、やや不足と考えられる部分はありますが、そのような機能が必要とされる場合は、従来のPMIS製品を使用し、そうでない部分では、スケジュールを連携させることでREDMINEを活用することが考えられます。そうすることで、全員がWEBを介して詳細スケジュールを参照・更新する、また同じく、WEB経由で実績工数を入力して、その結果をBIで分析するといったニーズに応えることができるからです。

スケジュール管理の民主化ニーズ

全員でスケジュールを参照・更新したいというニーズについて書きましたが、実は、この点こそ前述の価格という魅力を超えてREDMINEに関心がもたれる本質的理由ではないかと感じます。

従来型PMIS製品では、プロジェクト・マネージャのロールが際立って大きなものとなっています。例えば、プロジェクト・マネージャだけが、スケジュールを更新できるようになっていて、そのために、特別のモジュールやサービスを購入しなければなりません。

この背景には、客先の要望・意向を受けたプロジェクト・マネージャが、全権をもってスケジュールを決めるという役割モデルがあります。

しかし、当サイトの記事、PMBOK第7版がタスク・マネジメントにもたらす意味とは で、書いたように、大規模なプロジェクトのスケジュールが、それすなわちウォーターフォール型という時代は終わろうとしています。いまは、ステークホルダーの利益を中心に、利害関係者の衆知を集めてスケジュールを検討しなければならない時代が来ています。

REDMINEは、特にプロジェクト・マネージャの権限に着目した機能構造にはなっていません。WEB型のシステムですから、いったん導入すれば、世界のどこからでも、システムの運用に参加し、適切な権限管理の下でプロジェクトに参加することができます。

最近、PMIS製品であるMicrosoft Projectのサーバー系機能や製品が充実してきていますが、その役割モデルや対応したライセンス体系が複雑すぎるように感じます。

これからは、スケジュール管理の民主化ニーズに対応できる製品がより評価されるだろうと思います。

この記事に関する質問やご意見がありましたら、当サイトお問い合わせページまでお寄せください。

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【解説】タスクベースでビジネスプロセスを連携する (REDMINEユースケース その2)

AIサマリー:
この記事では、Redmineを使ったタスクベースでのビジネスプロセス連携について解説しています。具体例として、Salesforceや製造管理システムなどの業務システムからトランザクション情報を自動的にRedmineチケット化し、前後関係を設定する方法が紹介されています。VisiWork / Task Builderを利用して、これらのチケットや前後関係の生成と更新を自動化することが可能です。これにより、リードタイム短縮やスループット改善が実現できます。

マッシュアップ時代のビジネスプロセス連携

リードタイム短縮による競争力の向上、あるいは、スループットの改善による収益性のアップなど、企業にとって重要な目標は、ビジネスプロセスのスムースな連携によって実現されます。

このビジネスプロセスの連携は、これまで、ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)のような大規模なシステムの導入によって実現されるものと考えられてきました。

しかし、ERPは、会計を中心としてビジネスを統合する力に優れているものの、実際の業務の流れを推し進める力については疑問があると言わざるを得ません。

また、これまでのERPの主流は、特定のベンダーがすべてを設計した、単一的で強固に統合されたいわゆる「モノリシック型」と呼ばれるものです。これに対して、近年、業務の個別的なニーズに応える優れたWEBサービスやツールが、次々と現れてきています。これらは一般に、価格が安く、使い勝手に優れているため、使わない手はありません。これらを手早く連携させて、業務の流れを構成していくマッシュアップと呼ばれる考え方にも人気があります。

日本経済新聞主催・厚生労働省共催のNIKKEI Smart Work シンポジウム「トップが主導する企業のテレワーク戦略 」にて筆者(依田)が講演に使用したスライドの一部です。

講演では、例えば、注文のような組織内を流れる主要なトランザクションをタスク(チケット)としてREDMINEに登録し、ビジネスプロセスの連携をタスク管理として実現する方法について、主にデータフローの観点から話をしました。

REDMINEでは、チケット上に、自由にカスタムフィールドのようなデータ構造を定義することができますし、また、チケットに各種のドキュメントを添付すること、また、チケットから、ネット上の外部ドライブ上のファイルを参照することなどが柔軟にできるからです。

実務に即したチケットをタイムリーに生成し接続する

しかし、タスク管理されるチケットが、注文のような比較的粒度の大きなトランザクションでしかなかったならば、実際の業務の連携は、タスク管理の外部で、人手によって進めなくてはなりません。

では、粒度をより細かくして上で、タスク管理を行うにはどうするか。そのためには、既存の業務システムから発生するさまざまなトランザクション情報をこまめにチケット化して、それらを連携させるという手があります。

しかし、それは、二つの面で負荷の重い処理を伴うことになります。一つは、細かい単位でのチケットを生成し更新するという、タスク管理の出入り口の処理、もう一つは、タスク管理そのものの処理です。

先に後者ですが、REDMINEは、実績として、かなりの高負荷にも耐えられるということが証明されています。国内の事例として、100万チケット規模でのチケット管理が運用されているからです。

前者の小粒度のチケット生成と更新についてですが、これは、各種の業務処理から発生するトランザクション情報をほぼ自動的にチケット化し、なおかつ、それらのチケットの関連も自動的に生成できれば良いことになります。

各種の業務システムとして、例えば、

  1. 営業システム(例:Salesforce)
  2. 図面管理システム
  3. 調達システム
  4. 製造管理システム

の4つがあるとします。

1のSalesforceシステムの場合は、独自のデータベースを構築して、その上にアプリケーションを開発して、他システムと連携することが可能です。(当サイトの記事、「【解説】SalesforceとREDMINE、その連携ユースケースと実装方法」を参照ください)そこで、受注後に、その受注内容の特性に合わせて、部門単位の大まかなスケジュールを生成し、REDMINEに連携させることを考えます。

そのスケジュールでは、注文の特性に合わせて、例えば、あるユニットについては、「流用図面が使えるので設計は不要」、あるユニットについては、「図面作成が必要」など、図面の要否を判断して、ひとまとまりの図面を親チケットとしてREDMINE上に生成することができます。

図面管理システムは、ユニット以下の詳細の出図予定を図面単位に把握していますので、その情報をREDMINEに送信し、図面単位のチケットをSalesforceから送られてきた親チケットに紐づけます。

以下、調達システムや製造管理システムについても同様です。

次に、これら各種のシステムから生成された子チケット(詳細タスク)同士の前後関係を付けることが必要になりますが、これは、チケットの属性データをカスタムフィールドのような形で与えておけば、自動化も可能になるはずです。

チケットの前後関係がタスク管理に投入されれば、いわゆるネットワーク・スケジュールがタスク管理システムに構築されたことになりますから、クリティカルパス分析のように、なにが納期のネックになっているかなどを知ることができ、冒頭に書いた、リードタイム短縮、スループット改善を強力に推し進めるツールとなるでしょう。

REDMINEとスケジューリング・オートメーション

当サイトの記事「【解説】VisiWork  / Task Builderとスケジューリング・オートメーション」で、VisiWorkが提唱するスケジューリング・オートメーションの概念と、そのためのツールVisiWork / Task Builderについて、紹介しています。

前節で説明した、チケットとチケット前後関係の生成、およびそのメンテナンスは、自動化なしには実現が困難です。なぜなら、ここで紹介する「タスクベースのビジネスプロセスの加速化」ユースケースでは、従来からのタスク・プロジェクト管理とは比較にならないほどの、多数のタスクの管理を実行することになるからです。

VisiWork / Task Builderを使えば、スクリプティングによって、チケットやその前後関係の生成や更新の準備を自動化することができます。

現在、利用可能なVisiWork / Task Builderデスクトップ版では、プログラムの実行や結果の確認など、オペレーションの一部をユーザーが実行する必要がありますが、今後開発されるサーバー版では、GoogleあるいはMicrosoftのサービス内で完全な自動化が可能になり、パフォーマンスも大幅に向上されることになるでしょう。

この記事に関する質問やご意見がありましたら、当サイトお問い合わせページまでお寄せください。

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【解説】VisiWork / Task Builderとスケジューリング・オートメーション

AIサマリー:
この記事では、VisiWork / Task Builderを使用してRedmineのスケジューリング・オートメーションを実現する方法について説明しています。Task Builderは、Excelマクロブックとして実装され、Redmine APIを使用してタスクの登録、更新、検索を効率化します。また、Task Builderスクリプティングを利用して、Salesforceなどの外部システムからのデータ連携を自動化できます。これにより、プロジェクト管理の効率化と精度向上が図れます。

大規模なスケジュール管理の課題

タスク・プロジェクト管理ではタスクの数が増えてくるにつれてスケジュールの効率的なメンテナンスが課題となります。

スケジュール作成時の課題

タスクを初期登録する段階では、大量のタスク(チケット)をREDMINEに投入する必要があります。その場合は、CSVファイルからの一括登録機能がREDMINEにあるので、それを使用することができます。しかしながら、それを使用する機会は、あるタスクについて一度きりしかありません。

どういうことかというと、あるタスクAについて一括登録機能を使った後で、その同じCSVファイルからタスクAの情報を更新しようとしても、もはや一括登録機能を使用することはできず、更新画面からマニュアルで操作する必要があるということです。

画面上で一括更新ができる機能はありますが、一括登録の作業からの連続性はなくなり、一括登録時に使用したCSVファイルは役に立ちません。

一括登録作業を行うときは、まだそのタスクに関する情報を十分理解していない場合が多く、登録後にガントチャートなどを見て初めて投入したデータの不備や問題に気づくことが多いものです。そのため、一括登録がスピーディーに終わったとしても、その後の、修正作業の繰り返しに多くの時間を取られることが少なくありません。これが、スケジュール作成時の課題です。

スケジュール更新時の課題

無事にスケジュールが作成できたとしても、そのスケジュールの見直しが必要になることがあります。

タスク・プロジェクト管理において、スケジュールに見直しがかかることが珍しくはなく、むしろ日常茶飯事であると言えます。そのために、ガントチャート上でスケジュールを簡単に修正できる便利な機能があります。(有償プラグインのLychee Redmineは、ガントチャートの機能がよくできていて人気があります)

スケジュールの見直し箇所が少ない場合、ガントチャート上でスケジュール修正をできることは確かに便利なのですが、数多くの修正が連鎖的に必要になる場合などは、ガントチャート上での修正もそれなりに手間のかかることがあります。

スケジュールの修正は、ガントチャート上でできることばかりではありません。例えば、プロジェクト全体に係るような修正、例えば、重要な部品の名称が変更になる場合などは、相当数のタスク名(題名)に対して修正が必要となる場合があります。そのような場合は、チケットを横断してタスク名に対する部分的な置換処理ができると便利なのですが、REDMINEにその機能はありません。

このように、タスクに対して連鎖的な更新が必要となる場合や、プロジェクト全体に影響する変更があった場合に操作が煩雑になることが、スケジュール更新時の問題です。この問題のために、プロジェクトにとって重要なスケジュール情報のアップデートが遅れたり、さらにそれが原因となってスケジュール情報が形骸化することはより深刻な問題であり、そこへの対処が課題であると言えます。

VisiWork / Task Builder

以上述べた課題に対処するために、VisiWorkサービスでは、VisiWork / Task Builder(ビジワーク/タスクビルダー)(以下では、Task Builderと略します)を開発しました。

Task Builderは、REDMINEで管理するスケジュール・メンテナンスの効率化や自動化を可能にします。REDMINEはWEBを経由して操作されるシステムです。WEBシステムの操作の効率化については、RPA(ロボット・プロセス・オートメーション)がよく知られていますが、Task BuilderはRPAより効率的で精度が高く、安定的な自動操作を可能にします。

RPAは、対象となるシステムの業務に関する知識なしに、プログラムされた操作を繰り返します。それに対して、Task Builderは、スケジュール・メンテナンスに特化しているため、スケジュール情報を構成するタスクとその前後関係についての情報モデル(ネットワーク・スケジュール情報)が組み込まれています。

(図:タスク情報とその前後関係についての情報)

Task Builderはデスクトップで稼働するMSエクセルのマクロブックとして実装されていて、このエクセルブックは、内部でREDMINE APIを呼び出すことでREDMINEと連携するため、デスクトップ上のツールでありながら、オンプレミス配備された、あるいはクラウドサービスとしてのREDMINE、どちらについても使用可能です。

(図:Task Builderの基本操作画面)

Task Builderブックには、以下の13のシートが含まれています。

 シート名説明(シート名日本語)
1mainメインシート(操作画面)
2issueチケット
3issue_relationチケット関連
4relation_type関連タイプ(説明)
5projectプロジェクト
6trackerトラッカー
7statusステイタス
8project_membershipプロジェクトメンバーとロール
9custom_fieldカスタムフィールド
10issue_categoryチケットカテゴリー
11issue_priorityチケット優先度
12versionバージョン
13queryクエリー

これらのうち、TaskBuilderとして基本的な役割を果たすのは、チケットシートとチケット関連シートです。

(図:コマンドカラムを持つチケットシート)
(図:コマンドカラムを持つチケット関連シート)

これらは、それぞれ、前述のタスク情報とタスク前後関係情報が納められているシートです。そのほかにも、4から13は、REDMINEの重要な設定情報が収められるシートで、通常のREDMINEの画面操作では得られない各種の設定情報が含まれています。そのため、Task Builderは、いろいろと設定情報を活用した応用も考えられます。

チケットシートとチケット関連シートに書かれた情報はそのまま、REDMINEに登録することができます。登録だけではなく、参照や更新も可能です。ポイントは、これらのシートが単にチケット情報やチケット関連情報が列挙されたシートではなく、コマンドが追加されたコマンドシートになっていることです。

ですので、チケットを登録する際には、チケットシートにチケット情報を記載し、コマンドにC(Create)と記入すれば、チケット情報が登録され、シートには、REDMINEで生成されたチケットIDが返ってきます。その後、チケットの情報に変更があった場合は、その同じ行を修正して、コマンドをU(Update)にすれば、更新が行われます。

また、検索も可能で、ステイタスを指定するか、REDMINEのクエリーを指定すれば、該当するチケットが取得でき、それを更新したければ、Uコマンドを記入してから情報を修正すれば良いのです。

つまり、同じエクセルシートが、そのまま、登録に使用されたり、また検索結果の更新に使用できたりするのです。したがって、Task Builderは、REDMINEの情報について、エクセルとREDMINEの間でのROUND TRIP(ラウンドトリップ:往復旅行)が行えるツールであると言えます。

シンプルでパワフルなTask Builderスクリプティング

Task Builderは、単に、人による操作がパワーアップされ精度が向上するだけではありません。さらに、大きな効率化をもたらすことができます。その能力の一つがTask Builderスクリプティングです。以下では、Task Builderスクリプティングと、スケジューリング・オートメーションという概念について説明します。

タスク・プロジェクト管理のスケジュールは、必ず何らかの業務の結果として生まれてくるものです。例えば、製造業では営業活動の結果として生まれる受注情報にその源があるでしょう。その受注情報に対して、製造工程の都合や、部品の状況に応じてスケジュールが決まってきます。

受注情報が、例えば、Salesforceのような外部システムから得られるのであれば、その情報をもとに、REDMINE側のスケジュールを自動あるいは半自動的に生成する、あるいは更新することができます。このような、REDMINE側(より一般的に言えば、スケジュール管理システム側)でのスケジューリング作業のやり方を、VisiWorkでは、スケジューリング・オートメーションと呼んでいます。

このスケジューリング・オートメーションは2レベルで考えることができます。まずは、半自動的なやりかたです。下図では、Salesforceからの受注情報がアナログなレポートで得られて、担当者がそのレポートからREDMINEのスケジュールをTask Builderを使用して更新する様子を、レベル1として描いています。

さらに、受注情報がSalesforceからデジタル情報として得られるのであれば、さらに一歩自動化を進めて、レベル2として描かれている流れで、スケジューリング・オートメーションを行うことができます。

レベル2のような流れで、チケットシートやチケット関連シートを読み取る、あるいは、これらに書き込みを行うプログラムがTask Builderスクリプトです。

チケットシートや、チケット関連シートがエクセルに納められていますから、Task Builderスクリプトは、プログラミング言語のPythonなどを使用して、シンプルに効率的に開発することができます。シンプルではあるものの、業務の効率化に大きく貢献するパワフルなコードになることでしょう。

(図:Task Builderと2レベルのスケジューリング・オートメーション)

VisiWorkでは、このようなTask Builder 、Task Builderスクリプト、さらに外部システムと連携するための仕組みで構成される「Task Builderサーバー版」を開発中です。プラットフォームとして、Microsoft Power PlatformとGoogle Workspaceを予定しています。

VisiWork / Task Builderは、どんな状況で役立つか?

Task Builderや、Task Builderスクリプティング、スケジューリング・オートメーションが役に立つ状況をまとめると以下のようになります:

  • いったん登録されたスケジュールを効率的に更新する
  • 部門別に登録されたタスク(チケット)に対して、共通的な特徴を使って自動的に前後関係などの関連付けを行う
  • 外部システムとデータ連携するためのETL処理における、REDMINE側のエンドポイントとして利用する
  • 営業情報から自動・半自動的に生産スケジュールを作成する
  • REDMINE内に格納されたスケジュール情報を外部で一括処理する
  • REDMINE内に格納されたスケジュール情報から、データを抽出する
  • REDMINE内に格納されたスケジュール情報を外部で蓄積し、ビッグデータとして扱う
  • REDMINE内に格納されたスケジュール情報から、TableauやPower BI等のBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールに連携する

どうすれば使えますか?

VisiWork Task Builderは、VisiWorkの各種支援サービスを活用中は、無償で提供いたします。各種支援サービス終了後は、有償にて提供いたします。

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