シナジー研究所が取り組んでいるRedmine導入運用支援サービスVisiWorkの一環として、Redmineプラグインの開発サービスを2023年3月より始めますので、お知らせします。
Redmineのプラグインを開発することで、ユーザーはRedmineを社内外のシステムと有機的に結合し、独自のロジックや画面を加えることで、Redmineを社内の基幹的なシステムとして使用することができるようになります。
Redmineプラグインは、Redmineをカスタマイズするうえで、最もパワフルな方法です。プラグイン以外にもカスタマイズの方法はいくつかありますが、プラグインを開発することにより、標準Redmineのコードを改変することなく、ユーザー固有の課題を解決する機能をRedmine上に実現することができるからです。
Remineはオープンソース・ソフトウェアですから、ユーザーは標準Redmineのコードを直接改変することによってカスタマイズが可能です。しかしながら、そうしてしまうと、それ以降、標準Redmineへの追随をユーザーの責任で行わなければなりません。あるいは、追随をあきらめなければなりません。
標準Redmineのバージョンアップの多くがセキュリティー関連であることを考えると、この選択は得策とは言えません(Redmineをカスタマイズするいくつかの方法とそのメリット・デメリットについては、こちらの記事で解説しています。)
では、VisiWorkのプラグイン開発サービスによって、ユーザーはどんなメリットが得られるでしょうか。
プラグイン開発には独特のスキルとノウハウが必要であり、それらを持った技術者やシステム開発企業を探すことは容易ではないと言えますが、今後は、ユーザーがプラグイン開発の必要性を感じたときは、VisiWorkサービスにコンタクトすることができます。その後、コンサルタントやアドバイザーが、どんなプラグイン開発が必要か、その要件分析を行い、スキルを持った開発者がプラグイン開発を行って、ユーザーに提供します。その際には、VisiWorkサービスのこれまでの製造、建設・エンジニアリング、サービス等の各分野での実績と経験が生かされることは言うまでもありません。
さらに、VisiWorkサービスは、プラグイン開発のみならず、導入、運用、教育等も含めてRedmineに係るさまざまな業務においてユーザーを支援します。
プラグイン開発や、その他の方法でカスタマイズを行うことによって、いわゆる典型的なタスク管理やプロジェクト管理ばかりではなく、プロジェクト型業務全般のDX(デジタルトランスフォーメーション)も、オープンソース・ソフトウェアの特徴である圧倒的な低コストで実現できるようになります。
グローバリゼーションの進展によって、珍しくなくなった国際的なプロジェクト遂行も、このRedmineとそのカスタマイズによって、低コストで進めることができます。Redmineは、標準版においてすでに多言語対応されており、また、使いやすいクラウドサービス(SaaS)もいくつかの事業者から提供されているために、このような国際的プロジェクトや国際分業における活用が容易なものとなっているからです。
ユーザーが開発したRedmineのプラグインは、クラウドサービス(SaaS)でも使用することができますが、SaaS事業者への確認は必要です。VisiWorkサービスでは、クラウドへの展開を前提としたプラグイン開発の相談にも応じています。プラグイン開発や、Redmineの導入・運用に関するご相談がありましたら、こちらまでお寄せください。