記事ID:2551
AIサマリー:
この記事では、Redmineの実績入力をモバイルで行う方法について説明しています。Redmineのバージョン3.2以降、レスポンシブデザインに対応しており、スマートフォンでのチケット閲覧や更新が可能です。標準Redmine、Lychee Redmineクラウド版、EasyRedmineの各UIを比較し、それぞれの使い勝手を評価しています。また、専用アプリ「RedminePM」も紹介され、軽快な動作と使いやすさが強調されています。
「【事例】WEBサイト運営とREDMINE」にもあるように、REDMINEのユーザーにはスマートフォンでチケットの閲覧や更新をしたいというニーズがあるようです。
REDMINEはバージョン3.2からレスポンシブデザインに対応しているため、基本的にスマートフォンでの表示は可能ですが、チケットの登録や更新、作業時間入力の実際の使用感を確認してみました。
また、スマートフォンアプリ「RedminePM」についてもレポートします。
モバイルでの利用を試してみる
ここでは、オープンソースの標準REDMINE、Lychee Redmineクラウド版、EasyRedmineを対象に、基本的な機能であるチケットの登録と作業時間の登録を中心に比較しました。以下、それぞれのスクリーンショットです。
チケット一覧
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チケット登録、更新
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作業時間の一覧
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作業時間の登録
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REDMINEの標準機能について、オープンソースREDMINEとLychee RedmineのUIは基本的に同一です。一覧の表示はフリック(スライド)操作による横スクロールが必要などやや使いづらい面がありますが、登録、更新は実用可能なレベルです。対してEasyRedmineのUIは大幅に刷新されているため、一覧も含め使いやすく感じます。
REDMINEにはテーマという機能があります。テーマとは、REDMINEの配色、フォントなどの見た目を変更するための機能ですが、モバイルに適したテーマについても今後考察していきたいと思います。
クライアントアプリを試してみる
スマートフォン用アプリとして公開されているRedminePM を試してみました。iPhone/Androidに対応しています。
RedminePMはデータの取得と更新にREDMINE APIを利用しています。現在は以下の機能があります。機能は多くありませんが、自身が担当しているチケットの管理に特化しており動作が軽いのが特徴です。
- マイタスクの表示
- チケットの検索
- チケットの参照、登録、更新、削除
- Wikiの閲覧
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専用アプリのためスマートフォンでも快適に操作ができました。また、サーバーとの通信にはREDMINE APIを利用しているため、ブラウザでアクセスする場合に比べデータ通信量が抑えられ、モバイル環境でもストレスなく利用できると思います。外出先でチケットを更新する機会が多い方にはお勧めです。
無料で利用可能ですが広告が表示されます。気になる方は課金(買い切り型)で非表示にすることもできます。
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