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AIサマリー:
この記事では、RedmineとBacklogの主な違いについて説明しています。Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ツールで、カスタマイズ性が高く、複雑なプロジェクトの管理に適しています。一方、Backlogはシンプルで直感的なインターフェースを持ち、小規模から中規模のプロジェクトに向いています。Redmineはプラグインを使って機能を拡張でき、Backlogは既存の機能が充実しているため、迅速な導入が可能です。両者の違いを理解することで、プロジェクトの規模やニーズに応じた選択が可能になります。
REDMINEのことを説明すると、「Backlog(バックログ)」とどう違うのですか?」という質問をしばしばいただきます。そのような質問をくださる相手は、ほとんどの場合、現在Backlogを使用しているか、現在使用してはいないが、かつてBacklogを使用していた経験のある方です。
VisiWorkサービスではBacklogを取り扱ったことはありませんが、WEB上の情報などにより、Backlogが使いやすいタスク管理ツールであることが想像できます。おそらくこれから使うツールをBacklogにすべきかREDMINEにすべきか、悩んでいる人は多いと思われますので、ざっくりと、BacklogとREDMINEの違いを記事にしてみることにしました。
この記事は、実際の使用経験をもとにしていませんので、誤解していることや不適切な記述があるかもしれません。読者が気づかれた点などありましたら、VisiWorkお問い合わせページまでお寄せください。
比較表
BacklogとREDMINEについて、公開されている情報をもとに整理した比較です。REDMINEはプラグインによって機能拡張できるため、OSS標準機能とLychee Redmineを分けて掲載しています。
| 機能 | Backlog | Redmine (OSS) | Lychee Redmine |
|---|---|---|---|
| リスト形式のチケット表示 | ○ | ○ | ○ |
| ガントチャート | ○ | ○(ドラッグ操作不可) | ○ |
| カンバン形式のボード | ○ | - | ○ |
| バーンダウンチャート | ○ | - | ○ |
| 親子チケット | ○ | ○ | ○ |
| カスタム属性 | ○ | ○ | ○ |
| 予定・実績工数入力 | ○ | ○ | ○ |
| ワークフロー | △(簡易ステータス管理) | ○ | ○ |
| 機能 | Backlog | Redmine (OSS) | Lychee Redmine |
|---|---|---|---|
| Git / Subversion連携 | ○ | ○ | ○ |
| Wiki | ○ | ○ | ○ |
| ファイル共有 | ○ | ○ | ○ |
| Webhook | ○ | ○ | ○ |
| API | ○ | ○ | ○ |
| 機能 | Backlog | Redmine (OSS) | Lychee Redmine |
|---|---|---|---|
| プロジェクトテンプレート | - | - | ○ |
| 工数リソース管理 | - | - | ○ |
| コスト管理 | - | - | ○ |
| EVM(出来高管理) | - | - | ○ |
| CCPM(クリティカルチェーン) | - | - | ○ |
| 統合レポート | - | - | ○ |
この比較表は、私たちの関心事が中心になっている可能性がありますが、印象としては、タスク管理の機能に大きな違いはないと思われます。ただし、REDMINEにBacklogと同等の使いやすさを期待するのであれば、オープンソースのRedmineのみよりは、VisiWorkでも使用しているLychee Redmineを使用することが望ましいのではないかと思われます。ガントチャートの使いやすさやカンバン機能などの存在があるからです。
なお近年では、REDMINEについてもクラウド型のサービスが提供されています。例えば Lychee Redmine Cloud や My Redmine などを利用することで、サーバー構築を行わずにREDMINEを利用することができます。
BacklogとREDMINEの違い
簡単に整理すると、BacklogとREDMINEは次のような特徴があります。
- Backlog: 使いやすさ重視のクラウド型タスク管理ツール
- Redmine: カスタマイズ可能なプロジェクト管理基盤
ワークフローやプロジェクト管理機能に顕著な違い
Backlogでも課題のステータスを利用した進捗管理を行うことができます。ただし、REDMINEのようにユーザーの役割(ロール)ごとにステータス遷移を細かく制御するような、本格的なワークフロー管理機能は備えていません。ワークフローはタスク管理を行う上で不可欠ではありませんが、用途によっては是非とも欲しいところです。
当サイトのトピック記事「【事例】REDMINEを社内管理業務に使う」にも書いていますが、複数の担当者や管理者が連携してタスクを実行する必要がある場合は、ワークフローは不可欠です。しかし、見通しのきく範囲にある小規模なソフトウェア開発プロジェクトであれば、リアルなコミュニケーションを介してワークフローを実現するほうが望ましい場合もあります。
さて、前表のワークフロー以下では、Lychee RedmineにありBacklogには無い項目が続きます。これらは、プロジェクトの反復性が高い場合に便利な機能や、本格的なプロジェクト管理の機能(例えばEVM:出来高管理)です。この辺りが充実していることが、VisiWorkでLychee Redmineを多く利用している理由です。
タスク管理の範囲を超えて、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)で説明されるようなプロジェクト管理手法まで視野に入るのであれば、最初からLychee Redmineあたりを検討しても良いかもしれません。
プロジェクトの階層
Backlogはプロジェクトの階層化はできず、フラットな構成になります。ガントチャートはプロジェクトごとの表示になります。REDMINEはプロジェクトに親子関係を設定し階層化することが可能です。ガントチャートには、複数プロジェクトを、階層を保った状態で表示することができます。
上記から、Backlogのプロジェクトは、案件ごとに閉じた小規模なプロジェクトを数多く作成する場合に向いていると言えそうです。
REDMINEはフラットな構成でも利用可能ですが、親子関係を利用することで組織全体のプロジェクトを体系的に管理することができます。この点については、「【TIPS】 後悔しないプロジェクト構成」も一読をお勧めします。
タスク管理の特徴
REDIMNEのチケットと同等の概念は、Backlogでは「課題」と呼ばれます。
Backlogの「課題」、REDMINEの「チケット」はともに親子関係を設定することができます。ただしREDMINEはより柔軟な階層構造を作ることができるため、大規模なWBS(ワークブレークダウンストラクチャ)を作成するような場面では活用しやすいと言えます。
ただし、無制限に階層が作れるという機能は、チケットの乱造を招き、管理が複雑になるデメリットもあります。REDMINEを利用する場合はチケットの階層化のルールを決めておくことが望ましいでしょう。
また、Backlogの「課題」の進捗はステータスのみで表わされますが、REDMINEの「チケット」ではステータスとは別の項目として、進捗率の項目が用意されています。
Backlogでは「処理中」のステータスで課題がどの程度進んでいるかは意識しません。課題が「完了」するまでは進捗は0とみなします。そのため、課題は数時間~1日で完了するレベルに細分化して登録することが理想とされます。
REDMINEはチケットに進捗率を登録できるため、Backlogに比べ作業期間の長いチケットも登録することができます。しかし、ユーザーごとに進捗率登録時にばらつきが出ないようにする工夫が必要になります。詳しくは「【解説】 これでわかった REDMINEの進捗率!」をお読みください。
まとめ
以上簡単に、BacklogとREDMINEの違いについて説明しました。
Backlogはクラウドサービスとして、導入のしやすさや使いやすさに優れたタスク管理ツールです。一方、REDMINEはオープンソースソフトウェアとして高いカスタマイズ性を持ち、組織の管理方法に合わせた柔軟なプロジェクト管理が可能です。
また近年では Lychee Redmine Cloud や My Redmine などのサービスにより、REDMINEをクラウド環境で利用することも可能になっています。そのため、サーバー構築を行わずにREDMINEを利用したい場合でも選択肢が広がっています。
この記事に関する質問やご意見がありましたら、当サイトお問い合わせページまでお寄せください。


